無駄無し - 皆既月食

どんなにくだらないと思う事でも

ありえないくらいに悲しい出来事も

腐りかけてる日々を過ごしていたとしても

ムカつく事もすべて

人生においては無駄ではない

ハッピーな事柄だけではハッピーは成り立たないから

 

人はどうして幸せを求めるのだろう

すべてを諦め

廃人のような毎日を送っている人も

一筋の光が差し込んだ時

そこに手を差し伸べたくなる衝動に駆られるのは

どうしてだろう

 

光しかない地球だったら

光という概念は無く

暗闇も無く

ただただ明るい空間が地上にあるだけ

 

だらだらと過ごしてもいいし

嫌な事から逃げてもいいし

好きなだけ好きなものを食べてもいい

味合わなくてもいいどん底を味わったっていい

 

人はそんな闇の中から

何か新しい自分を発見したりもする

光をつかむ時もある

見つけたらきっと手放したく無くて

人並みにやっとなれたりもする

それを実感したりできる

 

人生ってそういうものかなと

思ったり探ったりしながら

無駄なような時間をたくさん過ごしている

 

 

 

ほんの5時間ほど前

皆既月食を見ていた

夜空に大きな光を放つ満月だったけど

少しずつ影り始め

月はすっぽりと地球の影に隠れてしまった

 

日頃から月日の流れの速さを感じているのは間違いない

と実感できるひとときだった

再び光が月に差し込み

みるみるうちにまた夜空を明るく照らし始めた

 

闇の中でも優しく時に強く照らしてくれる月

太陽の光は宇宙を見捨てないんだと

 

写真には撮らず

心に写し込んだ

光が差し込む瞬間のワクワク感

思わず手を差し伸べた